11月中旬の宮崎強化合宿、練習試合、オーストラリア代表との最終強化試合を経て、決戦の舞台・台湾に乗り込んできた日本代表。DHに井端弘和、3番に青木宣親を起用するなどし、クリーンアップにもバントを命じるという、徹底した“つなぎの野球”を旗印にチームを作り上げてきた星野ジャパンの真価を問われる時がきた。初戦の先発は川上憲伸か、涌井秀章が有力。また、リリーフ陣には岩瀬仁紀、藤川球児、上原浩治と球界を代表するクローザーが名を連ねるだけに、試合中盤からの豪華リレーも見られるかもしれない。
対するフィリピンは1次リーグで本命タイを抑え、決勝リーグに駒を進めてきた。プロリーグこそないが、アマチュア野球が盛んな国で、1954年の第1回アジア野球選手権では初代アジア王者に輝いている。近年の国際大会ではなかなか上位に進出できないでいたが、久々の大舞台で“古豪”をアピールしたいところ。1次リーグでは3試合連続2ケタ奪三振、30イニングで1失点と、投手陣を中心にした守りの野球が持ち味だ。主戦のデラカルサダは1次リーグ2試合にリリーフ登板し、8回1/3、8奪三振、1失点と安定感がある。一方、打線はいまひとつで、強力な日本投手陣を打ち崩すことは容易ではないだろう。
日本にとっては格下となる相手だが、油断は禁物。他チームと勝率で並んだ場合は失点率などでの順位決定方法が採られるだけに、余計な点は与えず、きっちりとした野球で、2日以降の韓国、台湾戦につなげたい。
[ スポーツナビ 2007年12月1日 15:50 ]


